ROOTS

最近古着のギャルソンづいている。

 

(そういえば先日のブログでもギャルソンに触れていた)

 

と言うのも、インスタでとある原宿の古着屋をフォローしているのだけど、その店は様々なジャンルの古着を取り扱っており、中にはギャルソンもあった。

店頭で店長(多分)と話をしていたら昔のギャルソンの話になった。

その人はやたらギャルソンに詳しい人で、あまり昔話をするのは好きではない自分だけど、とても楽しく時間を過ごせた。

 

また、サカナクションの山口一郎くんがいつもギャルソンを着ていて、その佇まいが好きだと言うこともある。

 

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*「多分、風。」のイメージ写真。このコートは買うか何度も迷った。未だ買ってない。

 

先日TAGSWKGPTYの森岡さんと話をしていて印象に残ったのが

 

「ファッションが90年代ブームってよく言われますけど、僕のブームは2000年代なんですよね」

 

と言う言葉で、なんだか納得してしまった。

90年代の僕個人のイメージはファッションというよりも音楽(クラブ)とスニーカーのイメージだ。

お金もなかったし、正直服は割とどうでもよかった。

あまりブランドを知らなかったのもある。

ワールドワイドラブとか、アニエスとか、ワープレプスなどで買っていたような気がする。

それよりも、ZESTでインディーバンドのシングルをジャケ買いしたり、どのスニーカーを履いて遊びに行くかということの方が大事だった。

コムデギャルソンやグッドイナフやアンダーカバーなどに触れ出した時は98年くらいだったような。

マルジェラもその辺かな。

 

さて、2000年前後。

この頃は遊びに行く時に何を着ていくのがオシャレなのか凄く考えていた。

タイミング的にはコムデギャルソン オム プリュスと藤原ヒロシににどハマりしていて、それ以外にもドメスティックブランドがどんどん面白くなっていった時期だった。

ジェネラルリサーチ、フェイマス、ナンバーナイン、SOPH、グランドキャニオンなど、、、。

また、エレクトリックコテージの復活やグッドイナフの(今っぽく言うと)リブランディングなど、話題がとにかく多かった。

 

雑誌が主な情報源だったので、そこから得る情報のインパクトに毎回ビビらされていた。

ミスターハイファッションの発売日にはギャルソン特集のページ、メンズノンノの発売日には後ろからめくってALKから読んでいた。

 

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*コムデギャルソン オム プリュス 2000年秋冬のドッキングのコレクション。ミスターハイファッションの記事。度肝を抜かれた記憶がある。

当時話題になったウルフズヘッドとコラボしたベルトは奇跡的に買えた。

 

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メンズノンノで連載されていた、ア・リトル・ノーレッジ。紹介されるアイテムも好きだったが、小暮さんの写真がとにかくカッコ良かった。グッドイナフは多分その時付き合っていた彼女よりも好きだったと思う。

 

2000年代になるとヤフオクが台頭して来たので、見たことのない商品でも探せるようになった。

マンガ喫茶でよくネットを見ていたな。

それまではクアントという情報誌で売買していたので、ヤフオクに関しては

 

「すごいインフラが出てきたな」

 

と思った。

レディメイドで何が出たのかを確かめるにはヤフオクが一番早かった。

 

話が逸れたのだが、2000年台前後というのは近いように感じるが実に20年経とうとしている。

状態の良い古着はもうなかなか出てこない可能性が高い。

 

という事もあり、ギャルソンのその辺りの年代の古着を買いあさっている。

これが、本当に楽しく、新鮮である。

なぜかまったく色褪せてないのだ。

一度自分が手放した服と再会したりもする。

それをまた買う。

 

川久保玲は以前このように言っていた。

 

「ファッションとは泡みたいなもの」

 

だと。

 

生まれては消え、生まれては消え、溶けて再生する。

シーンをよく捉えた言葉だなと当時は思ったものだ。

 

しかし、それはあくまでもデザインマインドの事だろう。

こうしてまた出会ったギャルソンの服は今でも僕を魅了している。

決して泡ではなかった。

 

誰にでもルーツはある。

僕のルーツは結局この時代のギャルソンなんだろうと思う。

懐古的やコレクション的にに楽しむというよりは、実を取るような感じだ。

 

古きを知り、新しきを知る。

そんな向き合い方ができるようになったのは、ただ長く好きだからだろうか。

てなことを考えながら、また沼にはまる。

自分が前に進んでいるからこそ、昔のものも大事にできるようになったのだと考えたい。

 

そんなことを思う12月。

年末はすぐそこ。

無事に年を超えられるといいな。

思い出のギャルソンと。